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楽健寺酵母のパン作りで、失敗したくないあなたへ

パン教室はおろか、製パンの専門学校に行ったこともなく、パン焼きの師匠がいるわけでもない。どこかのお店で修行してきたわけでもない私が、楽健寺酵母のパン教室を続けてこれているのは本当に不思議だけれど、それはなんでかなって思うと、酵母菌について知っていくことがお腹のそこから楽しかったからです。彼らと少しずつ仲良くなっていって、一緒に素敵なものを生み出していくことが面白くて仕方ないからです。

ひなたぱんに寄せられる質問の中には「失敗したくないんです」そんな声がたまにあります。うん、わかるよー。失敗したい人なんていないと思います。でもね、失敗してなんぼなんですよ。

 

たくさんたくさんしてきた失敗は菌達との仲良くなってきた軌跡に他ならないです。宝物!!!もちろん、失敗した時は「げ!」って思うのだけどね。笑  でも、これから菌達と出会っていく人たちの失敗をわかってあげられる引き出しがたくさん増えて良かったなって思うのです。

 

今日は酵母菌と仲良くなるための失敗のススメを書きますね。何かのお役に立てば嬉しいし、失敗を怖がらずに菌達とのパン作りがもっと気楽なものになったら嬉しいです。

 

楽健寺酵母と仲良くなるための失敗のススメ

失敗の数だけ菌と仲良くなるチャンスと捉えよう

失敗して、なんで失敗したのか考えて、菌達になんでかなって質問を投げかけたり、観察したり、実験してみたり。それの一つ一つが菌とあなたのコミュニケーションに他ならない。だからひなたぱんのレッスンでは、どんどん失敗したら良いよね、って言っています。

「あゆみさんこれ発酵完了してますか?」とか「お塩の加減はこれでいいですか?」とか「水はもっと入れたほうがいいですか?」とか色々みんなに質問されますが、すぐには私答え言いません。笑

 

意地悪で言わないのではなくてどう感じるかを大事にして欲しいから。その人と菌のコミュニケーション、仲が深まっていく過程を取り上げたくないからです。こんな風に感じる、っていうのを大事にして欲しいなって思います。

 

なぜなら、菌の世界のことは人間には99%わからないのです。未知の世界。正解を求めるより、どう感じるか、どうやって心を合わせていくか、その感性、センスを磨いたほうが余程良いって思うからです。

 

菌の声を聞く、その第一歩は観察から

菌とお話ししてますっていうと、あゆみさんだからできるんでしょ、と言われることもしばしば。そんな事ありません。誰にでも出来ると思う。ただただ観察するだけなんだけどね。このただただ観察するってとてもシンプルだから、あんまりみんなしないのかな。

 

日本語でのコミュニケーションの成り立たない彼らとのコミュニケーションは観察することからその第一歩は始まります。「1に観察、2に観察34がなくて5も観察」そんな感じ   笑

とっても地味です💛菌達の観察をしています。そしてそれが私にとったらとても楽しいことだし、彼らとのコミュニケーションはパッションにあふれています。みんなも観察してみて♪めっちゃ楽しいから。観察を続けていくと、彼らが今どんな状態なのか、心地よいのか、居心地悪そうなのか、なんとなくわかってくる。どうしたら心地よくなるのかなって今度はまた観察するんです。

 

そうやって観察を続けていると、あなたの目はどんどん進化して、微細な変化にも気づけるようになってくるんだよ。

 

パンを自分の作品だと思わない事

焼き上げたパンを自分の作品だと思う人が多いなって思います。

 

パンは私の作品ではないなっていつも思います。菌達の発酵という素晴らしい仕事があって、そして地球が育んでくれた素材のみんながいて、風と太陽と、雨と大地があって、その素材を愛情いっぱいで育ててくれた農家さんがいて、運んでくれた物流の方も、売ってくれた八百屋さんもいて、ってね。本当にたくさんの命のリレーの結果、私の手元に素材のみんなが集まってきてくれています。

 

素材のみんなと、菌のみんなと、そして私の手があってやっとパンになる。みーーーーんなで作っているんだよね、パンを。だから、うまいことやってやろう。かっこいい作品作ってやろう、そんな風には思わないんですよ。みんなの命を生かすためにより良いものに仕上げていきたい気持ちはもちろんあるのだけどね。

 

でもこの、みんなで作っているんだ、っていう感覚、楽健寺酵母でパンを焼いていくときにとってもとっても大事だなって思います。

菌とツーカーになる

失敗をした数だけ、菌とあなたのコミュニケーションは深まり、観察しただけあなたの感性は繊細になる。小さな彼らのささやきが感受できるようになってくる。そしたら、だんだん菌達とツーカーになっていきますよ。ツーカーになってご機嫌でパンを焼いてみて。ご機嫌で焼いていたら、本当に素敵なパンができるから。

 

技術とかセオリーとか、あります。でもね、それよりうんと大事なことがあって、それがこの酵母で作るパンにはありありと出てしまうんだよねえ。ある意味厳しい。楽しくご機嫌でニコニコしながら焼いてみて。

そんな精神論より具体的な技術を、具体的なコツを、具体的なセオリーを、そう思うのもわかる。私がそうだったから。でもねえ、違うなあって思うのですよ。そこじゃないって。

 

技術的なこととか、経験とか、レッスンやこのブログでも出来るだけお伝えしていくのだけれど、このことってそれよりもっともっと大事なことだから、今日はどうしてもそれをお伝えしたかったのでした。

 

 

失敗しても大丈夫。その分あなたは菌と仲良くなれたよ💛失敗を恐れて、体験を放棄することのないように、って思います。

 

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