blog

醗酵のすすめ

醗酵の定義を知っていますか?

醗酵とは元の素材を微生物の働きによって

別の化合物に変換することです。

ちょっと難しい言い方になってしまったけれど

例えばね、大豆って生では食べられません。

発芽毒っていう毒素があります。

豆は豆として発芽して、成長して、

子孫を増やしていくという命の課題があるので

他の動物に食べられるわけにいかないからね、

そういう毒を持っています。

 

 

その大豆に塩を混ぜて、麹菌と合わせて、

壺に詰めて時間をかけるとね

お味噌になりますね。

お味噌って人間にすごくたくさんの

恩恵を与えてくれる食品です。

生では食べられないものが、醗酵すると

素晴らしい恩恵を与えてくれるものに変わるのね。

 

 

人間にとって有益な変換が醗酵で

 

人間にとって不都合な変換が腐敗ね。

 

では、醗酵って何がよいのか見てみましょ。

醗酵って何がよいの?

保存性アップ

冷蔵庫や冷凍庫のない時代に、

収穫したものや、狩猟によって得た食べ物を

保存しておく方法って

とてもとても大事だったはずです。

命を繋ぐための知恵だったはず。

 

 

今は冷蔵庫、冷凍庫がどの家庭にもある、

そんな日本に生きているから

ぴんと来ないかもしれませんが、

阪神淡路大震災を神戸で経験した私は

電気で動いているすべてのものが止まると

こんなに困るのかと、深く思いました。

 

 

醗酵食品って、日持ちをとてもよくするので、

どんな時代も生きていく知恵に

他ならないなと思います。

 

 

パンでいうとね、完璧に醗酵したパンって

とても日持ちするんです。

美味しいものがたくさん載ってる

お菓子のようなパンや、

お総菜の乗ったパンは別なんだけど

シンプルで完璧に醗酵し、

よく火が入ったパンって

驚くほど日持ちがします。

 

 

フランスの田舎パンカンパーニュは

一時にたくさん焼いて

そのパンを一か月かけて食べていくのだと

聞いたことがあります。

ひなたぱんのパンも、

シンプルな物はほんとに長く楽しめます。

美味しくなる

 

ひなたぱんの一番大事なことでもあるけど、

どんなに健康的なパンとかでも

美味しくなかったら嫌です。 (笑)

醗酵というプロセスを経たパンは

とんでもなくおいしくなります。

 

 

醗酵というプロセスを経る食品は全て、

独特の複雑な旨味が醸し出されます。

 

 

特に天然酵母のパンについてのお話をすると、

イーストの醗酵では醸されえない

複雑な旨味がね、できるんです♡

 

 

それは単一の酵母菌だけではなく

コミュニティで存在して

お互いの得意だけをやり、

それが他の命を生かすことになるという

彼らの生きあうシステムによるものかな。

生きあっているその在り方だからこそ

作り出せるおいしさなんだなあって思います。

 

色んな個性がそこでスパークしているからこそ

作り出される至福の味。

 

 

命の多様性、その表れが

醗酵食品のおいしさなんだよ。

栄養価が上がる

これもひとつ前の見出しと

繋がるところがありますが

醗酵前と発酵後の栄養価って

醗酵後が飛躍的に上がります。

 

 

そして、菌たちが私たちより先に

食品を細かく分解してくれているので

消化しやすくなっていて、

私たちは消化のエネルギーを使いすぎることなく

身体に滋養を染み込ませることが

出来るというわけなのね。

私たちが思っている以上に

食べ物を消化吸収するエネルギーというのは

莫大です。

 

 

消化吸収に使っているエネルギーを

他のことに回せるとしたら?

本当にやりたいなって思っていることに

エネルギーを注げるとしたら?

 

そう考えたらワクワクするじゃないですか♡

 

身体の中の菌バランスが整う

目には見えないけれど、私たちの体の中には

自分を構成する全細胞の10~15倍の

個体数の菌たちが共生しているそうです。

 

肌の上にも、腸の中にも。

今吸った呼吸の中にも無数の菌が含まれていて

あなたの体の中を出たり入ったりしています。

 

 

醗酵食品を生活に取り入れることって

身体の中で彼らが心地よく住むための

お手伝いでもあると思います。

 

 

胃の消化液でたとえ死んでしまったとしても

その菌体を取り入れることが

実はとても私たちの体に良い影響を与えます。

 

 

腸内の菌バランスがよくなると、

性格も穏やかになったり、

幸福感を感じやすくなったりする、

そんな研究報告もたくさん出てきています。

こんなにいいことのある醗酵食品。

取り入れないなんてもったいなさすぎるでしょう?

 

 

ほんとはもっともっと面白くて、

素敵なことを彼らはやってのけるのだけど・・・

 

 

番外編、おまけで一つ載せておきますね。

 

楽健寺酵母は

りんご、人参、長芋、ごはんで繋いでいく

酵母菌のコミュニティです。

 

彼らが糖を分解して、個体数を増やしながら、

アルコールと二酸化炭素と何か素敵な微量栄養素や

至福の元をたくさん作りだしていきます。

 

 

その酵母菌でできたパンは、

一口食べたら笑顔がこぼれてしまうこと請け合いの

至福のパンなんですよ。

 

 

そんな美味しいパンだから

私は初めましての場に行くときは

名刺代わりにパンを持っていくことが当たり前です。

菌たちが私の情報を、あいて側の菌に

伝えてくれることを知っているからです。

そしたらね、

菌たちが必要な縁をどんどん結んでくれます。

いや、ほんとですよ。(笑)

 

 

それに、最近は

インターネットの電波にも載れているような…

そんな気配を感じています。

 

これはまあ、冗談のような

冗談じゃないような話なんですけど

普通に考えたら起こらないよねってことが

立て続けにひなたぱんの周りで起こっているので

菌の仕業に違いないなあと思っています♡

 

 

なにせ、とてもお茶目で愛情深い彼らなのです。

 

 

彼らと仲良くしないなんてもったいないし

彼らと一緒に美味しいものを作り出さないなんて

楽しみをだいぶロスしているそんな気がしてしまうのです。

 

 

この記事を読んで、心が動いた方は、

菌たちからの呼び出しが

かかっているのかもしれません。

一度ひなたぱんに遊びに来てくださいね。

菌たちと待ってますね。

 

 

 

関連記事一覧

最新の記事